「んっ、やぁっ!・・もっ、イッちゃぅ・・!!」
「いいよ。イキな?」
「んぅっ、・・・んぁぁぁぁぁっっ!!」
今日も、俺ん中に出してくれへんかった。
「なぁ、テッちゃん。ケンちゃんってヤル時コンドーム付ける?」
「・・ぶはぁっ・・!!ゲホッ、ゲホッ・・」
行き成りのハイドの質問にテツは飲んでいたコーヒーを噴き出した。
それでもハイドは、お構いなしに質問を繰り返した。
「付ける?」
「ゲホッ・・・何で急にそんな事聞くん?」
テツが聞くと、ハイドはまた聞いてきた。
「・・・つ、付けんけど。何で?」
そう言うと、ハイドの表情が少し暗くなった。
「話してみ?」
「・・・あんな、ユッキーがな、いつもコンドーム付けてんねん」
ハイドの悩みを聞いたテツは一気に肩の力が抜けた。
「なんやそんなことか」
「なっ・・!!」
「だって、それはユッキーがハイドの事大事に思ってるからやろ?」
テツの言ってる事は当たってる。
それでも、ハイドは納得いかないようだ。
「でも、そんなの嬉しくないっ・・好きやからこそ、出して欲しいのに・・」
「んじゃぁ、付けるの嫌やって言えばええやん?」
「・・・でも・・・俺の事嫌いやからかもしんないし・・・」
ハイドがそう言うと、テツはニコッと笑ってハイドの頭をクシャっと撫でた。
「何言うてんの、それはない。俺が保障する。だから、ちゃんとユッキーに言いな?」
テツがそう言うと、ハイドは少し迷って無言でコクリと頷いた。
「んっ、はぁ、ユッキィ・・・」
「ハイド君・・入れるよ?」
「ちょ・・ちょっと待って・・・」
今日こそは言わんと・・・。
「あ、あんな・・・ユッキー、コンドーム外して・・?」
ハイドの思ってもない発言にユキヒロは少し驚いた。
「外したら、中に出しちゃうかもしんないよ?」
「・・・ええよ」
「後でキツイのハイド君だよ?」
「ええの・・・俺ないつも虚しかってん」
ハイドはせきを切ったかのように泣きながら話だした。
「俺な、朝起きると思うねん、昨日の夜の事は夢だったんちゃうかなって、
俺な、ユッキーに愛されてるっていう証が欲しいねん。ユッキーを俺ん中に残したいねん。
昨日の夜の事は夢やなかったっていう証拠が欲しいねん・・・だから、だからっ・・・」
泣きながら話すハイドをユキヒロは強く抱きしめた。
「・・ゴメンね。ハイド君がそんな風に思ってるなんて知らなかった」
「・・ユッキィっ」
ユキヒロは、まだ泣き止まないハイドをベットに寝かせた。
「僕がハイド君を愛してるっていう証をあげる。夢なんかじゃないっていう証拠をあげる・・」
そう言うと、ユキヒロは自身からコンドームを取って、一気にハイドの中に入れた。
「んぁっ、んっ・・・ユキィッ・・!!」
「おはよ。ハイド君」
「んっ、おはよぉ・・・ユッキー・・お腹痛い」
ハイドの言葉を聞いて、ユキヒロは言うと思った、と言う顔をすると
ハイドの髪を優しく撫でた。
「我慢しな?それが証拠なんだから」
「・・・うん」
お腹は痛いけど、ハイドは幸せな気持ちでいっぱい。
あとがき。
第一回100のお題☆
初のユキハイでした♪
最初はエロ蟻だぁ!!とか意気込んでたけど、
見事、撃沈しました。(笑)
お題があるってのは結構楽なもんですねぇ〜。
最後終わり方が微妙だけど・・・気にしないでっ(逃)